「中国ではタクシーに乗るにも配車アプリが必須なのでは?」「現金が使えないなら日本のクレジットカードはどうなるの?」——そんな不安を抱えて出張や旅行の準備をしている方は多いと思います。ネット上には「DiDiなどの配車アプリがないと乗れない」という情報も見かけますが、実態はもう少し柔軟です。
この記事では、広州駐在6年の経験と直近の上海渡航のリアルな実体験をもとに、配車アプリなしでのタクシー利用と、日本のクレジットカードを使ったスムーズな決済方法を解説します。
この記事のポイント
・大都市では流しのタクシーを道で捕まえることが今でも十分可能
・日本のクレカを紐付けたAlipayがあれば現金なしで完璧に支払いができる
・QR決済も配車アプリも、路上でのネット環境(eSIM等)がなければ詰むことを解説
中国のタクシーは「流し」でも乗れる?最新の支払い事情
・アプリなしでもOK!道で手を挙げて乗る「流しのタクシー」
・支払いは「日本のクレカ紐付けAlipay」で超スムーズ
・運転手個人のQRコードを読み取るのが主流のスタイル
アプリなしでもOK!道で手を挙げて乗る「流しのタクシー」
配車アプリ(DiDiなど)が中国のタクシー文化を大きく変えたのは事実です。現地の人の多くはアプリ経由で乗車するため、「アプリがなければ詰む」という印象が広まっています。しかし2026年3月に上海に渡航した際、私は急いでいたためDiDiをインストールしておらず、そのまま道に出て流しで乗りました。
現在の中国では配車アプリが主流になっているのは事実ですが、大都市の駅前や繁華街であれば、日本と同じように道で手を挙げて「流しのタクシー」を捕まえることも十分に可能です。
上海市内では駅前や大通りに出ると、流しのタクシーが普通に走っていました。手を挙げると止まってくれて、行き先の漢字をスマホで見せれば通じます。アプリ頼みのイメージが強くなっているだけで、流しという選択肢が消えたわけではありません。ただし地方都市や住宅街などでは流しのタクシー自体が少なくなっているケースもあるため、主要な繁華街・駅前での利用が確実です。
支払いは「日本のクレカ紐付けAlipay」で超スムーズ
流しで乗れたとして、次の問題が支払いです。中国では現金決済が急速に縮小しており、「現金を出したら困った顔をされた」という話も珍しくありません。しかし、日本のクレジットカードを事前に紐付けておいたAlipay(支付宝)があれば、この問題は完全に解決します。
タクシーの車内決済では、事前に日本でインストールして「日本のクレジットカード」を紐付けておいたAlipay(支付宝)を使えば、現金なしでも完璧に支払いが完了します。
AlipayはVisaやMastercardなど主要な日本のクレジットカードと連携できるようになっており、外国人でも比較的スムーズに設定できます。重要なのは「中国に着いてから設定しようとしない」ことです。登録やカードの紐付けは、ネット環境が安定している日本にいるうちに済ませておくのが鉄則です。
ちなみに、私はAmexカードを紐づけていますが、Amexでも全く問題ありません。
運転手個人のQRコードを読み取るのが主流のスタイル
Alipayで支払うと言っても、具体的にどうやるのかイメージしにくい方も多いと思います。先月の上海でのタクシー乗車で経験した流れをそのままお伝えします。
支払い時の具体的な流れとしては、運転手が提示してくる個人のQRコードを自分のスマホのAlipayで読み取り、メーターの金額を自分で入力して決済ボタンを押すというスタイルが主流です。
降車時に運転手がスマホや台座に置かれたQRコードを指さしてきたら、AlipayのQR読み取り機能でそれをスキャンします。メーターに表示されている金額を確認しながら自分で入力し、決済を完了させます。Alipay上に支払い完了の画面が出れば終わりで、釣り銭のやり取りも一切不要です。日本のQRコード決済と仕組みは同じなので、一度やってみると「あ、これだけか」という感覚になります。
中国のタクシーを使い倒すための必須準備
・中国のタクシーは日本より格安!言葉の壁も問題なし
・タクシー決済の命綱は「路上でのネット環境(eSIM)」
・まとめ:クレカ紐付けAlipayと通信環境で快適な移動を
中国のタクシーは日本より格安!言葉の壁も問題なし
中国のタクシー料金は日本と比べると驚くほど安いです。広州に住んでいた頃は、ちょっとした移動でも気軽にタクシーを使っていました。これが旅行者や出張者にとってもメリットになります。
中国のタクシー料金は日本と比較して非常に安いため、地下鉄の乗り換えに迷うくらいなら積極的に利用すべきですし、行き先の漢字を見せてAlipayで支払えば言葉の壁も全く問題ありません。
中国語が全くできなくても、スマホのマップで目的地の漢字名称を表示して運転手に見せるだけで通じます。行き先が理解できれば運転手も迷いなく出発してくれます。かつては「メーターを倒してくれない」「遠回りされる」などのトラブルも一定数ありましたが、QR決済が普及してからは運転手側も釣り銭トラブルがなくなり、乗客とのやり取りがシンプルになりました。言葉の壁を理由に敬遠するより、積極的に乗りこなした方が移動効率が大幅に上がります。
タクシー決済の命綱は「路上でのネット環境(eSIM)」
AlipayのQR決済も、DiDiなどの配車アプリも、スマホがネットに繋がっていなければ何もできません。ここで多くの訪中者が見落としがちなのが「路上でのネット環境」の確保です。
私が広州に住んでいた後半の時期から配車アプリが普及し始め、今では本当に便利な移動手段になっています。しかしその便利さを享受できるのは、スマホが常にネットに繋がっているという前提があってこそです。
日本のクレカを紐付けたAlipayでタクシー代を支払うためには、車内でスマホがネットに繋がっていることが絶対条件となるため、中国全土でサクサク繋がるeSIMなどの通信環境を出発前に必ず確保してください。
ホテルのWi-Fiが繋がるのは部屋の中だけです。路上でAlipayを起動して決済するには、モバイルデータ通信が必要です。現地の物理SIMを空港で買う時間がないなら、日本で事前に設定できるeSIMが最も確実な選択肢になります。
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まとめ:クレカ紐付けAlipayと通信環境で快適な移動を
中国のタクシー・アプリ・クレジットカード事情について整理します。
- 大都市の駅前や繁華街では、流しのタクシーを道で捕まえることが今でも可能
- 日本のクレカを事前に紐付けたAlipayがあれば、現金なしでQR決済が完結する
- 支払いは運転手が提示するQRをスキャンし、メーターの金額を入力するだけ
- 中国のタクシーは日本より格安。行き先の漢字を見せれば言葉の壁も問題ない
- Alipayも配車アプリも、路上でのネット環境(eSIM等)が前提条件
中国のタクシー事情は、準備さえ整っていれば日本より便利に使いこなせる環境になっています。Alipayの設定とネット環境の確保、この2つを日本にいるうちに完結させておけば、現地での移動はぐっとスムーズになります。不安を理由に移動手段の選択肢を狭めるのはもったいないです。ぜひ現地のタクシーを積極的に乗りこなしてください。
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